ご報告

私事ですが、本年2021年1月12日午前11時20分、兄八尋八郎が永眠いたしました。勝手ながら同日通夜式、翌13日葬儀を執り行いました。
皆様へのご連絡が遅れましたことを心よりお詫び申し上げます。
兄八郎は、日本国憲法と弁護士法1条「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」に惚れこみ弁護士活動に励んできました。
とりわけ子どもの人権、教育基本法、少年法に深くかかわり、多くの会員の協力を仰ぎながら、ときに先鋭的に、ときには楽しく陽気に、子どもの権利委員会の設立、運営、そして全国展開に注力してきました。
憲法劇ひまわり一座を立ち上げ、また全国の弁護士会野球連盟の発足・発展に寄与しました。
私は、いわゆる中学生生き埋め事件のほか、数件の医療過誤事件を一緒にすることができました。また、ひまわり一座や弁護士会野球に十数年間つきあうことができました。そのうえ全国いたる地域で私を引き立ててくれていました。
毎年数回の定期的な家族ぐるみの旅行を楽しみました。ことあるごと、様々な大小の集まりの場も大切にしてきました。
兄はちいさいときから健康優良児で、何をさせても上手に器用にこなしていました。60歳をこえる頃からすこしずつ体調不良が見られるようになりました。ちいさな脳梗塞をくり返していました。言葉がでづらく動きは固くなりました。ほどなく事務所を自宅に移して残務整理等を行いました。車いすを利用するようになり、そのうち常時介護を要する状態になりました。
体調不良の出現から、およそ10年間、兄も家族もよく頑張って、おだやかに楽しく暮らしてきました。
その朝は突然やってきました。体重はすでに40キロにまで減少していました。兄は、妻千鶴さんの手厚い常時介護を受けながら、住み慣れた自宅の居間で、笑顔でしずかに息をひきとることができました。
皆様、おひとりおひとりに「ありがとう」と伝えたかったと思います。
              
兄八郎を皆様のお心に温めていただければ幸いです。
弁護士 八尋光秀 拝


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